「びーすけっと」が誕生したのは2002年12月、介護保険制度施行3年目のことでした。

介護保険制度がスタートして、在宅で介護をされている方や介護事業者の皆さんが笑顔になれる社会が本当に来るのか。介護保険制度を使って「人生100年時代」を幸せに生きるために私たちに出来ることは何か、このような議論を経て「び―すけっと」は誕生しました。

発足以来、福祉セミナーや映画会の開催、福祉情報の提供、相談活動、福祉・介護事業者に対する外部評価・第三者評価事業等様々な活動を行い、福祉サービスの向上に微力ながら貢献してきました。

活動を続けて20年が経過、社会も福祉も介護保険制度も大きく変化してきました。とりわけ新型コロナ感染拡大によって、介護の現場では大きな影響を受けました。そして世界をはじめ社会・経済情勢の不安定化の中で、少子高齢化はさらに進み、所得格差の拡大、孤立・孤独の影響が深刻化を増しています。社会保障制度も財源や給付内容の見直しが進み大きな変化の時にあります。

幸せな高齢社会は来るのか、特色のある地域密着の介護・福祉サービスは存続できるのか、市民の皆さんと共に注視していく必要があります。

私たち「びーすけっと」は、「市民参加」「利用者主義」「中立公正」の三つの理念を掲げ、市民参加で非営利、何ものにも束縛されないNPO法人として、福祉制度と市民一人ひとりの架け橋になることを目指し、社会福祉の充実発展に貢献してまいります。ご相談やご提案があれば是非お寄せください。 引き続きご支援ご鞭撻をお願い致します。